医師アカデミー-医師のレシピ|医師で困ったとき |

医師について見直していきたい部分があります。 医療技術が進歩しているのになぜ、と言いたくもなりますが、結局のところ人手不足がさらなる超過勤務を招き、それが負担となって人が減る、そしてさらに超過勤務へ、という悪循環が発生しています。とくに地方は深刻で、地域によっては満足に医療を受けることができないところもあり、医療崩壊ともいうべき事態に陥っています。医療機関がないということは、その地域では医療という商売が成り立たないということでもあります。医療を損得だけで考えるのはあまりに悲しい話ですが、医師としても自分たちの生活がある以上、そうした観点を持つことも必須。
人手を増やす、周囲の医師と一致団結して労働環境の是正を訴える、色々と思い浮かべはしますが、どれも現実的ではありません。いくら社会的な地位が高い医師といえど、個人でできることは限られているのです。手っ取り早いのは働く場所を変えること。かつては医局の壁があり、医師ならではのしがらみを振り切って、別の病院へ行こうというのは考えられないものでした。
地方に移る方法もあれば開業医になることもできる、リハビリ施設や介護施設など、病院とは言わない規模の医療機関も増えてきました。企業や学校など、医療機関以外の施設でも医師を必要とするところは増えてきています。医師の転職先が増えたので、そのぶん転職するということについてハードルが低くなったのです。医師というのは高給取り、と何度も述べていますが、その収入が割にあっているかというと、必ずしもそぐわないことがある、というのが現実です。